鍼灸治療がどのようにして免疫力アップに繋がるのか説明します。
鍼灸治療で免疫力が高まる3つの理由
・血流促進で全身に血液(白血球)が巡る
・副交感神経が高まることでリンパ球数が増加する
・腸内循環を整えて免疫細胞の働きをサポートする
一つ目は、鍼灸を受けると身体の中で、コリがほぐれて血流がスムーズになります。結果、全身に血液が届くので血液中の免疫細胞である白血球の働きが活発になります。
これが免疫力を高める最も重要な理由です。
二つ目が、人間の身体は交感神経と副交感神経の働きにより免疫細胞を働きを調節しています。
この交感神経と副交感神経により免疫細胞の顆粒球とリンパ球の数のコントロールが行われます。
顆粒球は細菌感染などを防ぐ役割を、リンパ球はウイルス感染を防ぐ役割をしています。
交感神経が高まると免疫細胞の顆粒球が増えてリンパ球が減ります。その逆として、副交感神経が高まるとリンパ球が増えて顆粒球が減ります。なので、副交感神経が高まるとウイルス感染を防ぐ役割のリンパ球が増えるので免疫力が上がるといえます。
三つ目は、鍼灸は腸内循環を整えて免疫細胞を増やすことです。この三つ目がイメージがつきにくいかと思います。ウイルス感染を防ぐ免疫細胞であるリンパ球と腸にどのような関係があるのかというと、リンパ球の約7割は小腸に存在するため腸内循環を整えることはリンパ球にとっても良い影響が及ぶということです。
鍼灸治療で腸内循環を整えるというのは、「小腸の血流を改善する」ということです。
前述した通り、鍼灸治療は全身の血流を改善することができます。また、小腸付近のお腹の筋肉の緊張を緩めることで、小腸への血流量を促進することもできます。その結果、小腸内の免疫細胞であるリンパ球に良い影響が及びます。
鍼灸治療で血流を改善し、副交感神経を高め、腸内循環を整えることで免疫力を上げる効果が期待できます!
気温が下がり、乾燥するシーズンになってきました!
この寒い時期を健康に乗り越えるために
インフルエンザやコロナといった感染症への予防と対策をしっかりとしていきましょう!
当院は皆さんの免疫力アップをサポートいたします!!
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